本文へスキップ

電話でのお問い合わせはTEL. 0863-31-2323

〒706-0001 岡山県玉野市田井3-1-20

医の倫理Medical Ethics

倫理とは

倫理(りんり)
 1)人倫のみち、実際道徳の規範となる原理、道徳
 2)倫理学の略

倫理学(りんりがく): (ethicsに井上哲次郎があてた略語)社会的存在としての人間の間での共存の規範 ・原理を考究する学問。倫理の原理に関しては大きく二つの立場がある。 一つはア・プリオリな永遠不変のものとみる立場で、プラトンやカントがその代表。 他は、これを社会的合意による歴史的発展的なものとみる立場で、アリストテレスや近現代の英米系の倫理思想 の多くがこれに属する。

道徳(どうとく):人のふみ行うべき道。ある社会で、その成員の社会に対する、あるいは成員相互間の 行為の善悪を判断する基準として、一般に承認されている規範の総体。 法律のような外面的強制力を伴うものでなく、個人の内面的な原理。今日では、自然や文化財や技術品など、 事物に対する人間のあるべき態度もこれに含まれる。→道徳性
     以上、広辞苑(岩波書店)より引用

医の倫理

 「医の倫理」は、大きく「職業倫理」と「臨床倫理」の二つに分けて考えられます。

<職業倫理>

「ヒポクラテスの誓い」は、はるか昔ギリシャ時代に「医の実践を許された私は、全生涯を人道に捧げる」など神々の前で10項目の誓いを立てたものです。 医師の職業倫理を考える時には、日本の「赤ひげ」と同様に頻繁に引用されます。 患者の権利意識の高揚にともない、患者に最もよかれと考えて行った医療が「患者の自己決定権」に反するpaternalism(父権主義、父親的おせっかい)として批判されることのある現代においても、ヒポクラテスの誓いの基本となる二つの理念、すなわち「(1)患者に危害・不正を加えない、」 「(2)自己の技術の最善をつくす」という医療の原則は不変というべきものです。
医師の職業倫理指針[改訂版]は日本医師会のホームページよりダウンロードできます。

<臨床倫理>

sea  どんなに科学技術が発達しても、臨床でのあらゆる医療行為は患者ー医療者の信頼関係があって初めて円滑に進めることが出来ます。 私ども中谷外科病院職員一同は「常に患者様の立場から考え、行動する」よう、また「おはようございます」「ありがとうございます」と自然な笑顔で患者様と挨拶をするよう努めています。 一人一人の患者様との出会いを「一期一会」と考え、その人の考え方、家族、仕事、社会背景まで考え、患者様、ご家族の方と話し合いながら治療計画を立てます。 インフォームド・コンセントを十分に行い、患者様に納得していただく医療を提供してまいります。 「病気だけを診て、病気を持つ人間を診ないような間違ったマニュアル医療」は決して行いません。 緩和医療、生命の尊厳に関する倫理的問題を含む医療行為については、当院では「倫理委員会」を設け、外部有識者のご意見もお聴きしながら、その妥当性を審議し、最善の方法を行うよう努めています。
      平成19年4月3日  中谷外科病院  院長 中谷紳


 中谷外科病院中谷外科病院

〒706-0001
岡山県玉野市田井3-1-20
TEL 0863-31-2323
FAX 0863-31-8486